基本方針
発足当初(昭和24年5月)は敗戦が生んだ孤児・浮浪児童、そして温泉地という好ましくない成育環境に育つ旅館等従業員の子弟に"場の提供"が主な目的であり、明朗で健全な家庭的雰囲気を持った生活を送るという点に主眼がおかれていました。
しかし、時代の推移と共に措置児童の質が変ってきて、親も家もありながら重要な人格形成期を好ましくない環境で育てられたため、身体的にも精神的にも多くの問題を背負わされた児童が増えてきました。
最近は、社会問題化している実父母・義父母から受けた「児童虐待」による被虐待児を保護することも多くなってきています。
当園では、「子どもの最善の利益」を図ることを第一に考え、児童憲章や児童福祉法の基本的な思念に沿って、子どもが心身ともに健やかに育成される養育を念頭に社会的な自立を支援いたします。